地域のサポート情報 (医師偏在是正に向けた広域マッチング事業)
都道府県単位の
地域ドクターバンクと各地の
サポート情報について
集約しました。
地域ドクターバンク、重点医師偏在対策支援区域、
及び地域医療の確保に関連する支援・補助金制度等、
都道府県単位の情報詳細について以下をご参照ください。
※補助金などについては、国以外でも独自に設定しているところがあり、
情報の集約化のため、本ページを作成しました
医師偏在の問題について
医師偏在の是正は、現在の医療サービスの確保の観点に加え、今後、人口の減少が進む中にあっても、将来にわたって地域の実情に応じた医療提供体制を確保する観点から大変重要な課題です。
医師偏在の種類
《地域偏在》
医師が一部地域においては他の地域に比べて不足し、
患者、住民の医療へのアクセスが難しくなっている場合があります。
そのため、十分な医療ニーズに応えられない地域が生じる可能性が懸念されています。
《診療科偏在》
特定の診療科に医師が不足しており、診療科間において医師に偏在が生じている状態を指します。
医師が不足している診療科では、専門的な医療提供が困難になる可能性が懸念されています。
医師偏在の背景
医師偏在は、医師の総数が不足しているわけではなく、地域ごと・診療科ごとの不均衡が問題の中心です。その解消には、地域医療のニーズに応じた医師の確保や、地域における役割分担や連携が求められています。医師偏在は、医療提供の質や医療機関へのアクセスに大きな影響を与える重要な問題です。
医師偏在の歴史と
今後の取り組み
わが国では、長年にわたり、地域間、診療科間、施設間における医師偏在が課題となってきました。現在も、厚生労働省や各都道府県において、偏在解消に向けた様々な取り組みを行っています。そのような中、医師養成課程の取組が進みつつあり、医師少数都道府県・区域の若手医師数は、医師多数都道府県・区域に比較して増加しており、若手医師の地域偏在は縮小してきています。他方、全年齢の医師で見ると、地域偏在は縮小しているとは言えず、中堅・シニア世代を対象とする取組が必要です。
そこで日本医師会は、令和6年8月21日に「医師偏在に対する日本医師会の考え方」に掲げた6つの柱を発表しました。その一つが都道府県の枠を超えて医師と医療機関をつなぐ「広域マッチング事業」です。
医師偏在に対する日本医師会の
考え方について―松本吉郎会長
【2024年8月21日定例記者会見】
厚生労働省の
「医師偏在是正に向けた
総合的な対策パッケージ」より
厚生労働省は2024年12月25日に厚生労働省医師偏在対策推進本部にて、医師偏在是正に向けて5つの柱を提示しました。
この中で、今後も定住人口が見込まれるが人口減少より医療機関の減少スピードが速い地域等を「重点医師偏在対策支援区域」と設定し、医師確保計画の中で「医師偏在是正プラン」を策定、重点区域において「診療所の承継・開業・地域定着支援」、「派遣医師・従事医師への手当増額」、「 医師の勤務・生活環境改善、派遣元医療機関へ支援」といった支援について検討されています。
加えて、全国的なマッチング機能の支援として「医師偏在是正に向けた広域マッチング事業」が提示されました。
なお、令和7年12月8日に成立した「医療法等の一部を改正する法律」により、「都道府県知事が、医療計画において『重点的に医師を確保すべき区域』を定めることができることとする」ことが法令化されました。(令和8年4月1日施行)
対策パッケージ|厚生労働省(WEBサイト)
日本医師会の医師偏在是正に
向けた広域マッチング事業
日本医師会は令和7年4月11日に厚生労働省より「医師偏在是正に向けた広域マッチング事業」を受託いたしました。
従来運営してきた「日本医師会女性医師バンク」の事業を継承して、地域ドクターバンクと連携し、
若手・シニアに関わらず全ての世代の医師を対象に、本人と地域の実情に合わせたマッチングを推進してまいります。
《医師偏在是正に向けた広域マッチング事業実施要綱における事業内容》
医師偏在是正に向けた
広域マッチング事業実施
要綱における事業内容
①全国的に、全世代の医師を対象として、医師偏在是正に向けた広域マッチング事業を実施し、
医師不足地域での勤務を希望する医師に対し、医療不足地域の保健医療機関等とのマッチングを行なう。
②勤務を希望する医師へのキャリアコンサルティングを行うとともに、就業にあたっては、
必要に応じてリカレント研修や現場体験につなぐともに、その後の定着支援等を行う。
③医師不足地域での勤務を希望する医師の掘り起こしを行う。
④その他、データ分析等、本事業の実施にあたり必要となる取組みを行う。